コンビニなどでお弁当を買ったときについてくる割り箸に入っている爪楊枝を巡って、いろいろな意見が飛び交っているようですね。指に突き刺さるから危険だからいらない、とか、爪楊枝なんか使わないから不要だ、とか…。うーん、わたしは、爪楊枝が不要だとは思いませんよ。といっても、わたしも若い頃には、爪楊枝を使う人を白い目で見ていたことがあるので、そういった意見、すごくよくわかります。
でも…、年をとるにつれて、爪楊枝のありがたみ、分かってくるのですよ。ですので、わたしは爪楊枝擁護派です。
しかし、それが国産のものだという前提に立っての意見です。さあ、ここが問題なのです。コンビニなどの割り箸に入っている爪楊枝が危険だという前に、その割り箸を使うこと自体、真剣に考えてみませんか?
割り箸に入っている爪楊枝は危険?
割り箸に入っている爪楊枝が危険か、と問われると、わたしはすかさず「ノー」と答えます。指に刺さるとしてもそれはその人の責任なのですから。車の中や公園など、自宅以外でコンビニのお弁当を食べた後、爪楊枝のお世話になっている人、たくさんいるはずです。マイ爪楊枝やマイ歯間ブラシをいつも持ち歩いている人はともかくも、割り箸に爪楊枝がついていて助かっている人、たくさんいるはずです。
それよりも、割り箸そのものについて考えてみてほしいと思います。どういうことか、というと、コンビニなどで配布されている割り箸は、ほとんど、いえ、おそらくすべてが中国産だと思われます。それについている爪楊枝もしかり、中国産です。いろいろな情報によると、中国産の割り箸や爪楊枝は、廃材を利用して作られているために、色など、見た目がとても汚いといいます。そのために漂白剤を使います。日本へ輸出するに当たってその間にカビなどが生えるのを防ぐために、防カビ剤も使います。
わたしはその過程を目にしたことがないので、何とも言えませんが、使われる漂白剤や防カビ剤の量は半端ではないとのこと。そして、なんと、その後、洗浄をしないというのです。真意のほどはわかりません。
でも、チェックできないところで作られているものって、やはり恐いと思います。それに比べて国産の割り箸と爪楊枝は、日本の林業へのサポートにもなるので、どんどん使っていただきたいと思います。
ですので、わたしは、爪楊枝が刺さるから危険、という問題よりも、コンビニやスーパーなどで配布する割り箸+爪楊枝がどうして国産でないか、ということを考えてしまうのです。
刺さって危ないためいらない?
上述したように、刺さるから危険であるためにいらないかどうかについては「ノー」です。
みんながみんな、割り箸を使おうとしてそこに入っている爪楊枝が指に刺さるわけではありません。それは使う人が注意すればいいこと、ですよね。自分の不注意で起こったことを何でもかんでも人のせいにして、「あんなもの、なくしてしまえばいい」というのは、いかがなものでしょう。あまりにも短絡的ではないでしょうか。
スポンサーリンクまとめ
コンビニやスーパーなどで配布される割り箸に爪楊枝が入っているというサービス、わたしはよいのではないかと思います。ただ、それは、その割り箸と爪楊枝が国産であるという前提に立っての意見です。
漂白剤やカビ防止剤が使われていない、あるいは適切な処理をほどこしたクリーンな割り箸と爪楊枝だ、という条件ありきです。こうして考えてみると、割り箸と爪楊枝の問題には、爪楊枝が刺さるから危険、といったことよりももっと深刻な問題が絡んでいるようですね。
割り箸や爪楊枝は、丸太を四角い木材にするときにできる端材や間伐材で作られています。間伐材とは、山を守るために、密集して生え過ぎた木を間引く、つまり間伐で伐られた木のことを言います。ですので、割り箸や爪楊枝をどんどん使うことは、そういった端材や間伐材を無駄なく利用するということ、つまり林業を活性化することにつながるんですね。
日本人として、そういった視点も忘れずに、いろいろと考えていきたいものです。
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