梨園の妻には序列がある?いじめがすごいって本当?

 
歌舞伎役者の妻である「梨園の妻」たちに、厳しい序列があるのを知っていますか?梨園の妻は、夫の歌舞伎役者としての「格」により妻の序列(格)が決まります。
 
梨園の妻として歌舞伎の世界で生きていくには、夫の歌舞伎役者としての格が重要になります。
 
格がしたであればそれだけ他の梨園の妻からも厳しく当たられるわけですね。そもそも「梨園の妻とは何なのか?」「いじめはすごいのか?など疑問に思いますよね。
 
本記事は、梨園の妻の役割や序列、いじめについて紹介します。
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梨園の妻には序列がある?

 
 
梨園の妻には、厳しい序列があり上下関係は年齢が関係ありません。夫の役者の格が上であれば年下の梨園の妻でも偉そうにしていいというわけですね。
 
400年の歴史がある歌舞伎の世界は、厳しい格付けがあります。その世界の梨園の妻となるのは誇らしい反面、一般家庭の妻より何倍も大変なポジションです。
 
有名人が梨園の妻になりますが、テレビで映る姿は綺麗で「歌舞伎役者の妻だ」と見えますが、裏では女のドロドロとした世界なのだとは、誰も思わないでしょう。
 
梨園の妻は、序列が高くても歌舞伎界のしきたりを守らなければなりません。
 
梨園の妻の序列の決定打となる歌舞伎役者の格付けは、その役者の「家」が何年続いているかで決まります。
要は、家系図が長く続いているかいないかですね。
 
400年続く伝統芸能ですから、家がどのくらいの歴史を持っているかが条件になります。
もし、梨園の妻になるなら歴史の長い家に嫁げば、梨園の妻の序列も上がりますよ。
 
 

梨園の妻の役割とは

 
 
梨園の妻の役割は以下の通りです。
 
・男子を出産するまで子作り
・夫の浮気を許す
・梨園の妻は地味すぎず派手過ぎないようにする
・夫と家族を優先にする
 
歌舞伎役者の家系は、男子の跡取りと決められているので男子を出産するまで子作り優先とします。
 
伝統ある歌舞伎界は、跡取りまで指定しているのですね。まるで梨園の妻は生涯のパートナーではなく子供を産むためだけに嫁がされた感じですね。
 
歌舞伎役者は浮気するのが当たり前だそうです。世間からも「歌舞伎役者=浮気」という認識されていますね。
 
梨園の妻は、女遊びが激しい夫の浮気を許す器量が必要だそうです。だから多くの梨園の妻は、浮気に対して許しているのですね。
 
歌舞伎界の暗黙のルールなでしょうが、一般的に考えると歌舞伎界の男は浮気をするのが当たり前というクズな考えの男しかいないということですね。
 
妻は子供を産むためだけに結婚し、浮気相手は性欲を満たすためだけの相手というわけですね。
 
梨園の妻は地味すぎず派手過ぎないのが求められています。主役は歌舞伎役者である夫ですから、妻は夫の引き立て役ですね。
 
しかし、地味・派手すぎるのも梨園の妻としての風格がなくなるので綺麗でおしとやかな姿をしなければなりません。歌舞伎界の夫婦は、亭主関白の感じが強いですね。
 
芸能人が梨園の妻になるのが多いですよね。芸能人の仕事より歌舞伎役者の夫・家族を支えるのを第一優先にしなければなりません。
 
義両親の介護や、子供の歌舞伎稽古の送迎など、全て妻一人で行わなければなりません。
歌舞伎役者の妻というと、優雅な生活をしているというイメージがありますが実際は、忙しい生活を送っています。夫を優先の生活のため、夫の仕事を円滑に進めるために外交の手配、食事の心配り、お中元・お歳暮の手配、お金やスケジュール管理などです。
 
歌舞伎は家族総出で出ますから、女将さん的な立ち位置ですね。歌舞伎の裏方的な仕事を担っており、歌舞伎役者の妻としても求められています。
 
歌舞伎役者の妻は、梨園の妻として習い事やしきたりなどを学ばなければなりません。妻としての他に、夫のスケジュール管理もしなければならないので、秘書的な役割も求められます。
 

いじめがすごい?

 
 
梨園の妻は、覚える事が多く苦労が絶えないと聞きます。
 
しかし、それ以上に大変なのが梨園の妻たちからによるいじめです。
 
梨園の妻の世界にもいじめがあり、いじめ例は香川照之の元妻でCAだった知子さんがいじめにあったことですね。
 
香川照之は、2012年に歌舞伎役者として歌舞伎の世界に入りました。本人は、念願の歌舞伎の世界の一員になれたことに喜びましたが、妻の知子さんにとっては地獄の日々の始まりでした。
 
それまで、歌舞伎の世界とは関係ない生活だったため、梨園の妻の役割を果たすことは簡単ではありませんでした。
 
梨園の妻としての仕事学びながら長男の稽古の送迎や挨拶回り、義父の介護もしなくてはならなくなりました。
 
梨園の妻としての仕事や介護で疲れ切っている中で、さらに追い打ちをかけるように先輩妻たちからのいじめがありました。
 
公演の劇場ロビーで、挨拶する際に知子さんからしたら周囲は知らない人ばかりで後ろ盾がないので彼女をフォローしてくれる人がいません。
 
香川も父親の後を付いて回らなければ彼女が一人で現場を仕切らなければなりません。後ろ盾がない状態で、現場を仕切っていた彼女に対して先輩妻たちの対応は冷たかったです。
 
目に見える嫌がらせはないものの知子さんが挨拶しても無視するなどのいじめが多かったです。
 
知子さんへのいじめの他に、息子への影口も言われるようになりました。香川と共に舞台に出るようになった長男の事を「只の駄馬”」と酷評したのです。
 
名指しはしていないが、明らかに香川の長男の事を指しているのは明らかでした。
 
自分だけなら我慢できるが、息子の事まで酷く言うのは耐えられなくなり、知子さんは離婚を決めました。
 
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まとめ

 
 
梨園の妻の世界は、厳格でいじめがあるドロドロとした世界なのだと思いさせられましたね。
 
いくら伝統ある歌舞伎とはいえ、男を生むまで子作りや夫・義両親のことまで付きっ切りで世話など妻でなくヘルパーさん的な立ち位置になっていませんか?
 
浮気の容認やいじめも受けるのが当然という考えがおかしいですよね。
 
伝統芸能以前に、人間として終わっています。
 
梨園の妻になる=いじめ、浮気容認、跡取り子作りマシーンとなる、家の奴隷となるという意味になりますね。
 
梨園の妻の世界は、表向きは華やかな世界ですが、裏ではドロドロとした地獄の世界なのだということです。
 
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!