魔女の宅急便でジジが喋れなくなったのはなぜ?原作でも話していない?

1989年に宮崎駿監督作品としてアニメ映画化された『魔女の宅急便』。

映画化から30年以上が経過した今もなお沢山の人々から愛されている言わずと知れた名作ですよね。

この物語の中で主人公の少女キキの相棒として登場するのが黒猫の“ジジ”。

この黒猫のジジはキキの魔法によってキキとだけは人間の言葉で会話をすることが出来ていましたが、突然人間の言葉を話さなくなってしまいました。

では、ジジが喋れなくなってしまった理由とは一体なんだったのか、色々と考察してみたいと思います。

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魔女の宅急便でジジが喋れなくなったのはなぜ?

魔女と人間の間に生まれた主人公の少女キキは魔女の掟により13歳で魔女のいない街へと旅立ちます。

その旅の相棒でもある飼い猫のジジは少女と同じ時期に生まれ、ずっと一緒に暮らしていました。

魔法の力によって会話をすることも出来ていた2人(1人と1匹?)ですが、物語の途中からジジは人間の言葉を話さなくなってしまいます。

ジジが人間の言葉を話さなくなってしまったのがキキの魔法の力が弱まってしまった頃からなので、そのことが原因でジジの言葉を理解できなくなってしまったのではないか、キキがトンボに恋をしたから、またはジジが普通の猫と出会い、恋をしたからなど色々な説がありますが、この件に関しては宮崎駿監督もスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーもそれぞれ過去に言及していました。

鈴木プロデューサーはジジが話さなくなった理由について『キキとジジの会話はキキ自身の自分との対話を表していてキキが成長し自分を確立した時、その対話の必要性がなくなりジジが話さなくなった』と語り、宮崎駿監督は『そもそもジジの声はキキの心の声であり、ジジが話している訳では無い』とも語っていたようです。

少女だったキキがトンボやコリコの街の人々との出会いを通じて成長し、大人になったことでジジに頼ることなくしっかりと自分の道を進み始めた、ということを表しているのでしょうか。

“ジジ”という心の声との対話を通じて自問自答をしなくても自分の意思がはっきり分かるようになったんですね!

ジジは原作でも話していない?

角野栄子さんによる児童文学が原作のこの作品。

原作の中では13歳の少女だったキキが35歳になり、キキとトンボが出会い、トンボの進学で離れ離れになってしまった2人の遠距離恋愛から結婚そして母となってからのキキの様子まで、映画では描かれなかったキキのその後が描かれています。

本来であれば魔女猫と魔女は魔女が独り立ちして結婚をすると別れて暮らすのが魔女界のルールのようですが、キキの修行が終わり、トンボと結婚した後もキキとジジは共に暮らしていています。

そしてジジもこの20数年の間に普通の猫との交流を深め、結婚し18匹もの子宝に恵まれていました。

キキとトンボ、キキとトンボの間に生まれた娘と息子にジジと奥さんと18匹の子猫たち… とても賑やかそうですね!

この長い物語の中では映画と違いジジは最後まで人間の言葉を話しています。

ただ、原作の中でも途中キキの魔法が弱まってしまった時にジジの言葉にも影響が出てしまった、というエピソードはあったようです。

『ジジの声はキキの心の声』という発想は宮崎駿監督オリジナルの発想のようですね。 思春期の少女が成長する過程を描くことの多い宮崎駿監督らしい解釈だと思います。

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まとめ

2020年3月27日にも金曜ロードショーでノーカット放送が予定されている魔女の宅急便。 キキとジジの会話シーンに注目して見るとより深く魔女の宅急便の世界観を理解できるかも知れませんね!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!