ボタンを付けたりセーターを編んだり、私達の身近にある糸。
釣り糸などは強度がとても強いですが、切れない糸はあるのかどうか。
本記事では強い素材の糸や切れない糸はあるのかどうか紹介します。
スポンサーリンク糸で強い素材はどれ?
手芸などで使われる糸は、さまざな種類がありますが、糸によっても強いものと弱いものがあります。
縫い糸にはある程度の力で引っ張っても切れない強さが必要です。
この強さは日本産業調査会(以降JIS)の基準がベースとなりますね。
細い糸ほど弱く、太い糸ほど強いのは当然ですが、それぞれの太さの縫い糸にどの程度の強さが必要であるかの強さの基準があります。
糸の強さは、引っ張り強さ、引っ掛け強さ、結節強さで判定されます。
JISの基準は標準的な目安であって「最高のレベル」を表すのではありませんので、JISの基準を上回る品質の縫い糸もたくさんあります。
素材別では一般に合成繊維→絹→綿の順に弱くなっていきますね。
合成繊維は、もちろん品種によって強さに差はありますが、縫い糸の中では最も強く、経時変化もしにくい素材です。
ここまではあくまで糸の素材の中で強い物から弱い物までを紹介しました。
ではその中でも強い糸の種類はなんでしょうか?
強い糸の種類
強い糸の種類といっても、縫う布によって使い分けるとより一層強度が増します。
手芸屋さんに行っても、色の違いなどは分かりますが、糸の太さや強度も種類が豊富にありすぎて分らないですよね。
店員さんに尋ねて聞いてもいいですが、こちらを参考にすれば通販などでも安く手に入れられます。
綿や麻の生地をしっかり縫いたい時は、フジックス株式会社の「シャッペスパン」カナガワ株式会社の「シャッペ」を使ってください。
サテン、絹、光沢のあるしなやかな生地を縫いたいのならフジックス株式会社の「ファイン」を使ってください。
ファインが手に入らないときには似たような素材の糸、レジロン、レオナ、シャッペスパン、シャッペを使いましょう。
ニットなどの伸びる生地を縫う場合は、フジックス株式会社の「レジロン」、カナガワ株式会社の「エッフェル」「レオナ」を使い、ボタン付けなどにはフジックス株式会社のボタン付け用の糸を使い、レザークラフト、皮を縫うときはカナガワ株式会社の「エスコード」を使いましょう。
切れない糸はある?
カーボン繊維、炭素繊維の糸は切れないと評判です。
この糸は農家のグリーンネットでも使われたりと、レザークラフトで縫う糸より強い糸と言われています。
ただし、絶対に切れない糸という物は存在していません。
糸なので、擦り減ったりすれば当然切れてしまいます。
1番丈夫で切れにくい糸が炭素繊維の糸という結果になっていますね。
スポンサーリンクまとめ
今回は切れない糸、切れにくい糸、縫う生地や目的に合わせて使う糸の紹介をしました。
糸だけ見てもこだわり出すとキリがありません。
カーボン素材の糸は一般的にはほとんど使われていませんが、どうしても頑丈に縫いたい時などに使われます。
手芸が好きだったり、レザークラフトなどが好きな人は意識して糸を見るだけでも、今までと大分見方が変わるのではないでしょうか?
スポンサーリンク最後までお読みいただき、ありがとうございました!