鉛筆やシャーペンの消しゴムが消えない理由は?ふたをするために必要?

 

皆さん日常生活の中で文房具は持ち歩いていますか?

学生の方は授業などで、社会人の方は仕事なので必ずメモを取ったり書き記したりすると思います。

私も仕事柄、会議などの打ち合わせで内容をまとめる為に書き留めたりしているのですが、ボールペンよりシャーペンなどを使うことが多いです。

なぜなら書き間違えた場合でも、すぐに消して書き直せるからです。

そこでなのですが、文字を消すとき消しゴムを使いますよね?

その時って、鉛筆やシャーペンの後ろにある消しゴムで消しますか?

私自身、あんまりそこを使って文字を消す事がないんですよね^^;

シャーペンなどの後ろにある消しゴムって、あんまり綺麗に字が消えないんですよね!

なんかうっすら黒いのが残っていたり…。

正直消しゴムとしてのクオリティは低いと思います。

では、なぜ鉛筆やシャーペンに付いている消しゴムは消えないのか?なぜそのような消しゴムを使っているのか?

この疑問について色々調べていきたいと思います。

 

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鉛筆やシャーペンの消しゴムが消えない理由は?ふたをするために必要?

 

まずは鉛筆やシャーペンの後ろに付いている消しゴムと、市販の消しゴムの違いについてです。

実は、今市場で出回っている市販の消しゴムは「ゴム」では無いんです!

その性質は「プラスチック」から出来ているものなのです。

そして、今市販にある消しゴムは実は正式名称は「字消し」と呼ばれているそうです。

かつて大昔のころは、文字を消す際、パンを使用することが起源となっています。

そこからイギリスで初めて天然ゴムでの消しゴムが発明されました。

日本でも天然ゴム製の消しゴムが流通し、多くの消しゴムメーカーが設立されます。

ですが、この当時の消しゴムは非常に字が消しにくい材質のものでした。

その中で研究を重ね、初めて今流通している、プラスチック製の消しゴムが誕生したのです。

今では多くの文房具メーカーがプラスチック製消しゴム(字消し)を販売しています。

 

 

なぜ消えない消しゴムを使っているのか?

 

せっかく消えやすい消しゴムが発明されたのだから、それに変えればいいのでは?と思う方も多いと思います。

ですが、鉛筆やシャーペンの後ろの消しゴムが天然ゴムなのは理由があるからなんです!

 

・天然ゴムとプラスチック製消しゴムでは強度が違う

今市販で出回っているプラスチック製消しゴムは、天然ゴムに比べて強度が低くなっています。

ですので、鉛筆やシャーペンのサイズで消しゴムを取り付けても、字を消す際の圧力に耐えられず、千切れてしまいます。

そのため、鉛筆やシャーペンのサイズで消しゴムを付けるとなると、強度が高い天然ゴムを使用しなければならないのです。

元々この消しゴム付き鉛筆は、大工さんなど外で作業をする職業の方向けに作られたものです。

持ち歩く際、鉛筆と消しゴム両方となると荷物になる為、一つに纏めてしまおうというアイデアから生まれました。

そして今現在でもその形が残っているという事です。

しかしながら、現社会では建築業界でもCADなどパソコンで図面を作成することが多くなり、昔ながらの耳にペンを挟んで作業するような大工さんは見かけなくなりましたね…。

 

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まとめ

 

今回は鉛筆やシャーペンの後ろに付いている消しゴムについて色々調べてきましたが、字が消しにくい理由については、強度が強い昔ながらの天然ゴムが使用されているからという事がわかりました。

そして、なぜ天然ゴムを使うかというと、鉛筆やシャーペンの後ろに付けられるサイズとなると、今主流となっているプラスチック製消しゴムでは強度が足りず字を消す際に千切れてしまうからだそうです。

ですが、今現在でも消しゴムについての研究は進められているので、今後はプラスチック製の消しやすい消しゴムが付く可能性もあります。

いずれにせよ、今の消しゴムの至るまで長い年月をかけて研究されていたことがわかりました。

なかなか使う機会の少ない消しゴムですが、いざ消しゴムが切れた時の応急品として活用されてはいかがでしょうか?

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!