セミの幼虫はどのくらいの深さの土の中にいる?幼虫期間は?

セミの幼虫はどのくらいの深さの土の中にいる?幼虫期間は?

「ミーンミーン」という鳴き声を聞くと夏だなって感じがしませんか?

蝉の寿命は1週間と言われていますが、幼虫の間はとても長い時間土の中で過ごしているという不思議な昆虫です。

地域によっては成虫の蝉を食べる文化もありますが、蝉って幼虫の間土の中で何をしているのか・・・実はあまり深堀りした事がありませんでした。

夏のちょっとした自由研究感覚で蝉の幼虫期間は何をしているのか、どのくらいで大人の蝉になるのか調べてみました。

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セミの幼虫はどのくらいの深さの土の中にいる?

基本的に蝉は地中20~70センチのところに住んでいます。

土の中へはどうやって潜っていっているのかというと、枯れ木や枯れ葉に穴を開けそこに卵を産み付け、そのままひと冬を過ごし、雨が降って土が湿って来た頃に孵化します。

孵化した幼虫は脱皮を繰り返し土の中に潜っていきます。

土の中だから安心・・・と思ってはいられません。モグラという天敵がいるんですよね。

彼らも生きていくために食べなければいけませんが、蝉の幼虫は土の中に潜ったらその場から動く事ができないので、見つかったら最後食べられてしまいます。

幼虫期間はどのくらい?

蝉は幼虫から成虫になるまで約7年土の中で過ごすといわれています。

何種類もいる蝉がみんな7年土の中で過ごすのかというとそうでもなく、蝉によって土の中にいる期間は変わってくるとの事。

人工飼育が難しいと言われていた蝉も飼育技術が上がり、どの蝉が何年土の中にいるのか分かるようになりました。

ミンミンセミ 2~4年
ツクツクボウシ 主に2年
アブラゼミ 2~4年
クマゼミ 2~5年
ニイニイゼミ 主に4年

こうしてみると、蝉は成虫になるまで7年かかると覚えていたものとは全く違う結果になりました。

もちろん蝉の個体サイズなどによっても幼虫の期間はかわってくる可能性もありますね。

ちなみに成虫になったら7日間しか生きられないと言われていますが、実際に人工飼育の蝉で寿命を調べたところ、短くて2週間、長くて1ヵ月も生きた蝉までいました。

飼育下では天敵となるモグラや鳥などがいないので、たっぷり栄養をもらい長く生きる事ができるようですね。

土の中で何をしているの?

大人の蝉になるために、食べて寝て食べて寝てという生活を送ります。

樹木から出ている樹液を吸って大きくなっていきますね。

野生では主に樹液がメインになるので、栄養を蓄えるのにも時間がかかるので成長が遅いんです。

栄養価の高いアロエなどを人工飼育下で与えると、野生下よりも大きくなれると言われていますが、まだ研究段階でもありますので、これから蝉の謎がもっと解けたら面白いですよね。

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まとめ

カブトムシやクワガタ、トンボも夏を代表する昆虫ですが、蝉は成虫でも生きている期間が短く儚い生き物です。

鳴き声がうるさいなって思うところもありますが、最も季節を感じさせてくれる存在でもありますね。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!